給与所得控除と所得控除の違いとは?

query_builder 2024/11/15
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所得額から一定の金額が差し引かれることを、所得控除と呼びます。
所得控除には給与所得控除もあり「違いがよくわからない」という方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、給与所得控除と所得控除の違いについて解説します。
▼給与所得控除と所得控除の違い
■対象者
給与所得控除は、就業先から給与を受け取る給与所得者を対象とする控除です。
一方の所得控除は個人を対象としており、本人や家族の個人事情に合わせて税負担を軽減する制度です。
所得控除には、医療費控除や寄付金控除などが挙げられます。
■タイミング
給与所得控除が行われるのは、年末調整のタイミングです。
毎月の給与収入をもとに控除額を計算し、総支給額から差し引いて従業員に支払われます。
一定の給与所得控除が差し引かれますので、1年を通して税金の総額を計算すると、所得税の支払い過ぎになることもあるでしょう。
そこで払い過ぎた所得税分を調整するために、年末調整で控除の対象となる生命保険料・地震保険料などの控除証明書を提出します。
一方の所得控除は年間の所得に対して控除が行われるため、年末調整はもちろん確定申告の時期に行われるのも特徴です。
したがって1年間の総所得に対し、どのような所得控除が当てはまるかを知っておく必要があります。
▼まとめ
給与所得控除と所得控除では、対象者とタイミングに違いがあります。
会社から給料を受け取っている方は給与所得控除に該当し、所得控除は個人や家族の事情に合わせて税負担を軽減できる制度です。
八王子の『社会保険労務士法人 RIMONO Work-Life Design』では、給与計算のアウトソーシングサービスを提供しております。
給与所得控除と所得控除につきましてもきちんと説明いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

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